【28cm】ティファール〈ウォックパン〉とサーモス〈炒め鍋〉の使用感比較【フライパン】

商品レビュー
ティファール〈ウォックパン〉とサーモス〈炒め鍋〉の使用感比較。使い勝手の良い28㎝フライパンはどれか?

家族が増えたり子供が成長するにつれて、一回の食事量は多くなります。忙しい毎日の中で食事作りをこなさなければならず、作る人にとってはひとつでも工程は少ない方がいい。

「一度に大量調理」が可能な調理器具。それは、直径28㎝のフライパンです。煮る・焼く・揚げるなど、どの調理方法でも可能な大きいサイズのフライパン。

この記事では、簡単・時短をかなえてくれる28㎝サイズのフライパンを2つご紹介します。

ティファールの〈ウォックパン〉サーモスの〈炒め鍋〉を両方持っていて、実際に使用しているEmilyが、2つのフライパンの特徴や使用感、使い勝手についてレビューしたいと思います。

ティファール〈ウォックパン〉とサーモス〈炒め鍋〉の概要比較

ティファール〈ウォックパン〉とサーモス〈炒め鍋〉のスペック比較

まずは、私が持っているフライパンのスペックを比較してみます。下の表にまとめましたのでご覧ください。

ティファール〈ウォックパン〉
インジニオ・ネオ(グランブルー・プレミア)
比較項目サーモス〈炒め鍋〉
L61419型番KFD-028D
28cmサイズ28cm
ガス火専用対応熱源ガス火専用
4400円(取っ手は別売り)メーカー希望小売価格
(税抜)
4000円
730g(取っ手は含まず)本体重量800g
中華鍋の形
底が丸い
フライパンの形フライパンのふちが
高くなった形
底が平ら
5層コーティング
適温を知らせる「お知らせマーク」
金属ヘラが使える
特徴3層コーティング

対応熱源がガス火専用であることや大きさ・重さの点では、ほとんど同じです。

フライパンの性能として、ティファールのウォックパンの方がコーティングの層が多く、余熱完了を知らせ適温で焼くことができる「お知らせマーク」がついているところがやや上と言えます。

しかし、家庭でのフライパンの使い勝手は、それだけでは評価できません。これら2つのフライパンは、スペック的には似通っていても、フライパンの底の形が違うのです。これにより、作る料理と出来具合が微妙に変わってきます

次に、両方のフライパンを実際に長く使っている私が、使用感をまとめましたので是非お読みください。

ティファール〈ウォックパン〉の使用感

ティファール〈ウォックパン〉の使用感
ティファール〈ウォックパン〉の特徴
  • 底が丸いかたち
  • 球を半分に切ったかたちに近く、ふちが高い

ティファールのウォックパンは、中華鍋のかたちに似ている炒め物が得意なフライパンです。

私が使っているのは単品で購入したものではなく、インジニオ・ネオシリーズのセットで購入した取っ手がとれるタイプです。

直径30cmの普通のふちが高くないフライパンを使っていたこともありましたが、フライパンが大きい分具材をたくさん入れるため、どうしてもこぼしてしまうことがありイライラしていました。

ティファールのウォックパンは、それよりも2cm直径は小さくなりましたがふちが高いためこぼす心配がなく、具材を底からしっかりかきまぜることができます。

熱伝導は良く、野菜たっぷりの焼きそばも均等に美味しく炒めることができ、3玉分一度に作れます。野菜をちょっと少なめにすれば、ぎりぎりですが6玉分だっていけちゃいます。

ウォックパンに関する記事はいろいろ書かれており、炒め物の他、煮物や焼き物、蒸し物にも使えるとされています。

たしかに煮物なんかも作ることはできますが、私は炒め物にしか使わなくなりました。その理由は、「底が丸いから」です。

カレーのように具材が小さい煮物は良いのですが、おでんのように具材が大きいものはフライパンの底が丸いかたちのため煮汁に全体が浸りにくく、端の方はちょっとはみ出てしまいます。

揚げ焼きにするのにもあまり向いていません。鍋肌との接着面がななめになってしまい、油に浸る深さが場所によって違いが出てしまうからです。

  • 熱伝導が良く、焼きそばなどの炒め物に適している
  • ふちが高いため、こぼさずに底からしっかりかき混ぜられる
  • おでんのような具材の大きな煮物には向いていない
  • 底が丸いため揚げ焼きは難しい

サーモス〈炒め鍋〉の使用感

サーモス〈炒め鍋〉の使用感
サーモス〈炒め鍋〉の特徴
  • フライパンのふちが高くなったかたち
  • 底が平ら

一方、サーモスの炒め鍋はよくあるフライパンのふちが高くなったかたちで、深型フライパンと呼ばれるタイプです。

ティファールのウォックパンと違うのは、フライパンの底が平らなかたちをしているところです。

ふつうのフライパンのふちがちょっと高くなっただけですが、これがとても使いやすいのです。

いちばんこれを使いたいと思うシーンは、揚げ焼きと鍋物系です。

揚げ焼きにする場合、どうしてもフライパンから油が飛び出してコンロを汚しがちなのですが、サーモスの炒め鍋の場合ふちが高いのでフライパンから飛び出る油の量が少なく、コンロの汚れが減りました。

底が平らな分、一度にたくさんの具材を並べることができるため、一度に揚げ焼きできる量が多く大量調理に向いています。

また、冬におでんを作る頻度が増えました。私が今まで持っている鍋の中でいちばん容量が大きいのが寸胴だったのですが、寸胴は縦長なので、下の方の具材を取り出すのが大変でした。

しかし、サーモスの炒め鍋は底が平らで大きく、ふちも高いので大きな具材も平たく並べることができ、かつ深さもあり均等に煮汁に浸すことができます

野菜炒めややきそばも、底面が広く平らなので、底からしっかり炒めることができます。まさにオールマイティで、出来ない調理は今のところ思い当たりません。

強いていえば、蒸し物をするほどはフライパンのふちが高くないので、魚の切り身のような薄いものに限定される点が不便なところでしょうか。とはいえ我が家ではあまり蒸し物はしないので、サーモスの炒め鍋は毎日大活躍です。

ティファールのウォックパンに比べて、揚げ焼きや焼き物をしたときに具材につく焼き色が、フライパンの中心と外側で色味に違いが出やすいと思います。ティファールの方がフライパンの厚みがあるため、性能がよいのかもしれません。

しかし私は日常の料理にそこまでのこだわりがないため、調理の大変さの軽減や時短を優先し、ひっくり返すときに場所を変えるなどの工夫でカバーしているので、不都合は感じていません。

  • 揚げ焼きをするときに一度に具材をたくさん並べることができ時短
  • 揚げ焼きの際の油の飛び散りが少なくコンロの汚れが減った
  • 底面が平らで広いため、大きな具材を平たく並べることができ均等に煮汁に浸る
  • 背が低いので蒸し物は薄いものに限定される
  • フライパンの中心と外側で焼き色に差が出ることがある

まとめ・炒め物はティファール〈ウォックパン〉、何でも1つでこなしたいならサーモス〈炒め鍋〉

まとめ。炒め物メインならティファールのウォックパン。セットで購入もおすすめ。フライパンひとつで何でも調理したいならサーモス〈炒め鍋〉がおすすめ。

さきほど記した、私が感じているティファールの〈ウォックパン〉とサーモスの〈炒め鍋〉の使い勝手を表にまとめましたので比較してご覧ください。

ティファール〈ウォックパン〉使い勝手サーモス〈炒め鍋〉
熱伝導
IH対応商品もあり熱源IH対応商品もあり
炒め物
揚げ焼き
煮物
蒸し物

ティファールのウォックパンは炒め物が得意で、煮物や揚げ焼きをする時はふつうの鍋タイプを使った方が便利ではないでしょうか。

ティファールは鍋とフライパン、蓋、取っ手がセットになったタイプがあるので、そちらを購入するとオールマイティに調理することができると思います。

ティファール フライパン 鍋 9点 セット ガス火専用 「 インジニオ・ネオ グランブルー・プレミア セット9 」 チタン プレミア 5層コーティング L61491 取っ手のとれる T-fal 【IH非対応】
ティファール(T-fal)
素材・材質: [本体] アルミニウム、[底] アルミニウム、[取っ手・ふたつまみ] フェノール樹脂、[ふた] ガラス・シリコン、[シールリッド] ポリエチレン

ティファールは熱伝導も良く、セットを買って後悔することはないと思います。ただし、取っ手が取れるのでそれほど場所はとりませんが、そのぶん数が増えます。

ティファールなら、熱源がIHに対応したものも選ぶことができます

ウォックパンだけ単品で欲しい時は、取っ手が外れないタイプが価格もお手頃で販売数も多く、手に入れやすいと思います。

一方、サーモスの炒め鍋はオールマイティに調理ができ、これひとつあれば毎日のメイン料理を作るのに困ることはありません。鍋はすでに持っている方、調理器具はひとつでも少なくしたい方には向いていると思います。

ただし、ティファールに比べて熱伝導の良さは劣ると思います。とはいえ、生焼けになったりするほどではなく、困るほどではありません。

サーモスの炒め鍋にも、IH対応商品がありました。

どちらのフライパンにしても、よく作るメニューや調理方法に合わせて選ぶと、より自分に適したフライパンを購入することができると思います。

サーモスとティファール以外に選択肢はないの?という方はこちらもどうぞ↓

この記事がみなさまのフライパン選びのお役に立てますように。


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